2016年7月24日日曜日

絵本の読み聞かせは子供の学力を上げるか

絵本じゃなくて新聞ですが

「絵本をたくさん読み聞かせると子供の学力が上がる」

なんて調査結果が出ると、絵本をラグビーのように小脇に抱えて我が子に突進していく親たちの姿が目に浮かぶようです。

一緒に楽しく読めるならとてもすばらしいことですが、当然ながら途中で脱走したり馬耳東風になったりする子もいるわけで、親がよかれと思って読み聞かせをしようとしているのに思い通りにいかないことでイライラして子供をしかりつ険悪になって後で大後悔、という結果にならないか余計な心配が尽きないテーマではあります。


とはいえ、私も人並みに子供に絵本を読み聞かせようとしてきた親でした。そのおかげかどうかは分かりませんが、二人の娘は毎日自分で絵本を選んで読む習慣があります。でも、それまではとっても大変だったんです。何が大変だったかと言うと・・・


①読む側の演技力が圧倒的に足りない

小さい子の読む絵本は、基本的に夢にあふれたメルヘンものが多いわけです。しかし私は声のトーンが暗く、夜の経済ニュースのキャスターよりもテンションが低い。しかもメルヘンとか大の苦手。ディズニーランドの良さがいまだに分からない。

「りんごりんごりんご♪りーんーごーがーころがった♪」

みたいなくだりを、終わらない円高への不安を訴えるような口調で読んでいました。

そんな私が、子供が喜ぶように絵本を読み聞かせるなんて、その辺の親がやるのとは段違いにハードルが高いのです。親にだって、スキルの格差があります。


②子供がだまって読み聞かせられるタマじゃない

幸い絵本の興味のある子でしたが、何しろ長女は「天才」、次女は「天然」、だまって人が本を読むのをフムフム聞くタイプではありませんでした。

読む場所を指定、読み方も指図、質問攻め、前回と読み方が違うと怒る、しまいには母から絵本を取り上げ、自分で読み聞かせをするようになりました。読み聞かせられるの、私かい!

一時期、『はらぺこあおむし』と『ぐりとぐら』が夢に出てきてうなされるくらい、読んでくれました。主体性のある子に育ってくれて、かーちゃん幸せ(でも血の涙)。



本当に読み聞かせは学力向上に効果がある?

で、肝心の学力向上への効果ですが、まあ、あるんでしょうね。
読み聞かせに積極的だった家の子供は学力が高いことが分かっています。
(この統計分析がくわしいです↓)


全国学力・学習状況調査からの示唆

しかし、絵本を読み書かせたから学力が向上したのか、絵本を読み聞かせるようなタイプの親だったから学力が向上したのか、それだけの精神的・時間的・経済的余裕のある家庭だったからなのか、実は単にDNAの問題でしたーアハハーということなのか、けっきょくはよく分からないというのが実情のようです。


絵本は子供の頭をよくする。
結構じゃないですか。
どんどんやったらいいじゃないですか。

しかし、上の論文の著者も指摘しているように、そのために親(特に母親)にだけプレッシャーを与えるだけでは何も解決しません。

親が忙しくても、絵本が苦手でも、子供が平等に読み聞かせに触れられる機会がある社会であることが重要です。現在でも、幼稚園や保育園、図書館、子育てセンターなどで読み聞かせ会などはよくやってくれていると思います。

しかし、「親が動かないと始まらない」ことに変わりはなく、どうやったら子供が分けへだてなくその機会を得られるのか、これは実に難しい問題です。


図書館で、聞く態度が悪いと子供をたたいていた読み聞かせのお母さんを見かけたことがあります。子供は泣いていました。あんなのもう見たくない。


修行(?)の成果もあって、いまの私はノリノリで絵本を読むスキルが身につきました。

りーんーごーがころがった♪コロコロコロコロゴロリンひゃっほー!

絵本を読むのが苦痛なお母さんに代わって、読んであげてもいいとさえ思う。


2016年7月16日土曜日

【へたうま】大きい子あるある

①服が常につんつるてん



 ②初めての靴(ファーストシューズ)が赤ちゃん用ではない




③大人が普通に話しかけてくる




④友人があま抱っこしてくれない



⑤すぐ見つけられる



デカ3人目ともなれば、初対面の人に「何才?え!?大きいですねぇー!!」
と驚かれることにも驚かなくなった。

子供の同級生のママに「○○ちゃんって何年生まれ?」と聞かれて
同じに決まってんだろ同級生なんだからと思うことももはや定例。

大きいからには将来は大きさを活かしてスポーツなりモデルなりしてほしいところだけど、
デカくてニートとかになったら邪魔でしょーがないなー。