2017年6月27日火曜日

子供が腕を痛がるけど傷も腫れもない時は「肘内障」かも

先日、息子2歳が家で遊んでたら急に泣き出しまして。
左うでをだらーんとさせて、動かそうとしないわけです。
さわろうとしたらイヤがるし、明らかに「痛い~」と言っています。

脱臼か捻挫か骨折でもしたか??
と思ったものの、腫れも傷もなく、まったく動かせないわけでもないのです。
泣きながら片手でごはん食べてるし。

小児向けの整形外科がある病院に行くと、
「肘内障(ちゅうないしょう)」
とのことでした。

2~4歳児に多い、ひじの亜脱臼です。
分かりやすく図で説明しましょう。


あんまり分かりやすくない絵だったことはさておき。
要はひじの輪っかみたいな靭帯がズレちゃったんです。
だから曲げようとしたり力を入れようとすると痛いの。

腕を引っぱったりするとなることが多いんだけど、
ちょっと何かを持ち上げようとしたとか寝返りで巻きこんだとか、
割とひょんなことでなることもあるみたい。

医者に診てもらったら瞬殺で治る。
「1・2のポキ!ハイ、治ったよ~」
関節鳴らした時みたいな音が1回して、終了。

笑っちゃうのが、ホントに何事もなかったかのように手が動かせるようになること。
脱臼や捻挫だったらしばらく腫れや痛みが続くのに、肘内障は即解決。
そのまま保育園にも行けました。

治療は簡単だったのに、大変なのは一応確認のために撮ろうとしたレントゲン。
暴れる荒ぶる2歳児。父親譲りの体格とパワーをフルに活用して、
母とレントゲン技師を病院送りに。




先生、レントゲン撮らなくても治ったって分かるんですが。
両手で殴られたし!

というわけで、子供がひどく腕を痛がって、
力が入らなさそうなのに傷も腫れもない場合は、
「肘内障」を疑ってみてください。




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