長女が9歳になりました。
昨日から急に成長したわけでもないのに、やっぱり歳がひとつ違うと、ちょっと大人になったように見えるものです。子供の1年は、大人のよりも重みがありますね。
幼児期はいわゆる「育てにくい子」だった長女は、今や家族や先生、私の知らない近所の人からも厚く信頼されるしっかりさんに育ってくれたました。
子供の評判が良いと、親はついそれを自分の手柄にしてしまいがちですが、彼女の成長は彼女の努力によるものであり、私はただ無駄にキリキリ舞いをしていたに過ぎません。親の仕事は無駄にキリキリ舞うことです。
将来18歳で家を出るとすると、もう半分が過ぎてしまったことになります。密度を考えると3分の2、イヤそれ以上かも。わあ、なんてつまんないんでしょう。子供の誕生日は、いつか来る別れをカウントダウンしているようで、ちっとも嬉しくありません。なぜ、多くの親はあれほど手放しに喜べるのでしょうか。
子育てには愛情が欠かせません。しかし、愛情が深いほど、別れがつらくなります。子供の誕生日は、確実に別れが近づいていることを明確に、残酷に示すものです。それでも、私たちは心からおめでとうと言うのです。
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